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大人ニキビのメカニズム

大人ニキビ、以前は吹き出物という表現をしていましたが、今は思春期以外の方に出来るものを大人ニキビと言うようになりました。
大人ニキビは10代のニキビと同じように洗顔をやみくもにしたり乾燥させると肌を傷つけて悪化させてしまう可能性があるのです。
思春期のニキビは成長期にホルモンのバランスが乱れるのが原因で、その時期を過ぎれば自然に治っていきます。
しかし大人ニキビは原因が違います。
大人ニキビの場合は生活習慣の乱れや乾燥・ストレスなどが原因となり、肌のターンオーバーが乱れ角質肥大したのが要因となります。
ターンオーバーの乱れは乾燥・紫外線・タバコ・寝不足・夜更かし・食生活の乱れ・冷え症・ダイエット・便秘・・・など様々な事が原因でおきてしまいます。

大人ニキビの治療にはこの角質を取り除いたり角質が出来るのを抑えたりするのが大切です。
アダパレンという成分を主とした塗り薬があります。
このアダパレンはレチノイド(ビタミンAの誘導体)と似たナフトエ酸誘導体です。
顆粒細胞から角質細胞になるのを抑制してニキビを予防します。
ただし即効性の望めるものではないため1年ぐらいの継続使用が望ましいです。
使い始めると塗布した場所に皮膚刺激が出る事が多いですが、これは1カ月以内には治まります。
アダパレンは角質の生成を抑制するので角質層が薄くなり刺激に敏感になるのです。
またターンオーバーが促進されることで新しい角質と通常よりも早く生まれ変わろうとするために皮膚がぽろぽろと剥けてくる事もあります。
この副作用が出る期間は保湿効果の高いクリームなどを塗って乗り切りましょう。

副作用が落ち着いてくると角質生成の抑制の効果が表れ、ニキビが減少して来るのがわかります。
3ヶ月ほど経つとそれは実感として解る方がほとんどなのです。

ニキビの原因となるアクネ菌とは

思春期になると、男性ホルモンの影響により、毛穴からの脂肪分泌(皮脂成分)の分泌が盛んになります。
この皮脂成分が毛穴に詰まり、さらに皮膚の表面にできた古くなった、はがれ落ちる皮膚の成分(角質)がさらに毛穴に入り込み、ブツブツ(面ぽう)が出てきます。
この状態が黒ニキビとか白ニキビです。
毛穴の奥には、普通誰でもアクネ菌という細菌がすんでおり、皮膚をわずかに酸性にして、ほかの細菌が増殖するのを抑えていますが、皮脂が毛穴につまった状態になると、空気の嫌いなアクネ菌が異常に増殖を始めます。この状態になると、ニキビは、赤くなってきます。
アクネ菌がさらに、皮膚の下の方で増殖を始め、毛包をくずしはじめると、ニキビは黄色くなってしまいます。
黄色ニキビになると、ニキビそのものが治療でなおってもニキビ跡が残ります。
ニキビになったとわかると、皮膚科で受診するのが一番よい方法です。
2008年にアダパレンというニキビに面ぽうを作らさないようにする薬が、皮膚科で処方薬として認められました。
面ぽう(黒ニキビや白ニキビ)ができないと、ニキビの表面に膜ができないので、ニキビは快方にむかいます。
ただ、アダパレンは使い始めると最初皮膚にピリピリ感がでたり、赤くなったり、細かい皮膚がはがれ落ちたりという随伴症状が現れます。この症状は、それでも1カ月くらいすると治まり、殆どの方で4カ月くらいすると皮膚はきれいになります。
ニキビが再発しないようにするには、日常の洗顔を行い、毛穴をつまらせないようにする事が大切です。
その時皮膚をごしごしこすったりして皮膚を傷める事もしてはいけません。
ぬるま湯で1日2回、穏やかな洗顔料を使い、優しく洗顔をしましょう。
洗顔料を皮膚に残さない事も大切です。
そして、面ぽうが、でると早く皮膚科でアダパレンを処方してもらいましょう。