ニキビ跡の対処法とは

男女問わずニキビに関する悩みはいつの時代もなくなることはありません。思春期に多くみられるニキビですが、2008年に日本で認可されたアダパレンという成分が、ニキビ予防やニキビ跡の治療に絶大な効果があり、美容形成を始め皮膚科診療の治療薬として取り上げられています。

アダパレンを含む医薬品としてディフェリンがあげられますが、日本の認可以前に世界の80カ国以上の国ですでに有効治療薬として承認・採用がされています。スイスのガルデルマ社で創製された薬品で、ゲル状の外用薬になります。アダパレンとは、美容皮膚科にて使用されているレチノイド(ビタミンA誘導体)と似たナフトエ酸誘導体の構造を有しています。レチノイドを含有する医薬品としてトレチノインが有名ですが、保健適用外となっています。トレチノインは、角質隔離、表皮ターンオーバー促進、皮膚分泌物抑制、繊維芽細胞の活性化など、様々な効果を持つ薬です。

ディフェリンの有効成分であるアダパレンは、トレチノインの第1世代に対して、第3世代の合成レチノイドといわれ、効き目が早く、副作用が少ないと臨床評価を得ています。また、トレチノインと同様に角質隔離(ピーリング効果)を発揮しますので、ニキビ跡の対処法に適しているといえます。

ディフェリンは、トレチノインと違い、保険適用のできる薬に認定されています。保険適用となるためには、多くの症例に対して低いリスクで処方できることが求められるため、海外におけるディフェリンがアダパレンを3%含有するのに対して、日本のディフェリンは1%となっています。これまでのニキビ治療が保険適用外であったことを考えると、含有量が少ないのは仕方のないことかもしれません。